上山田小(望ましい生活習慣を自ら築こうとする子どもの育成)
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【種別】
■小学校 □中学校 □高等学校 □特別支援学校 □幼稚園・保育園
□家庭 □地域 □通学合宿 □その他( )
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取組名 |
望ましい生活習慣を自ら築こうとする子どもの育成 |
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実施団体 |
嘉麻市立上山田小学校 |
市町村 |
嘉麻市 |
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該当する アクション プラン |
提案1 「実体験を重視した教育を推進しよう」(外遊びの活性化と運動・スポーツの推進) 提案2 「学校を支援する体制を整備しよう」(家庭・地域による学校への支援) 提案5 「家庭の教育力を高めよう」(基本的な生活習慣の確立) |
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実施期日(期間) |
平成19年度 ~ 平成21年度 |
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対象・参加者数 |
全校児童(15学級) |
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ねらい |
望ましい生活習慣を自ら築こうとする子どもを育成するために、給食指導を中核とする食に関する指導と体力向上並びに食欲につながる外遊びの支援の工夫の在り方を究明する。 |
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学校・家庭・地域の 連携における活動の工夫点 |
○ 子どもの基本的生活習慣の確立に向けた「早寝・早起き・朝ご飯」の協力依頼 ○ 遊びの環境づくりや体力向上に向けた保護者や地域人材に協力依頼 |
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指導者等 |
【指 導 者】上山田小学校全職員 【ボランティア】保護者、地域人材、嘉麻市社会教育課スポ-ツ振興係等 |
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主な活動内容 |
(事業の概要) ○ 学校教育活動全体を通じた指導の工夫や、家庭、地域、関係機関との連携を図る工夫を通して、望ましい食習慣の育成と体力向上を図るための指導の在り方を究明した。 |
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(具体的な活動内容) 生活習慣の改善に向けて、「食」、「体力」、「家庭・地域連携」の三分野の相互作用を引き出すため、以下の3部会を編成して活動を推進した。 < 食に関する指導部会 > ○ 食に関する指導の年間指導計画(食育プラン)の作成 ○ 食への意識の継続を図る工夫 ・ 恒常的に栄養や食の重要性についてふれたり、振り返ったりする給食指導の実施 ○ 食への興味・関心を高める工夫 ・ 栽培活動や実習活動等の体験活動の実施 ○ 栄養や朝食の重要性への理解を深める工夫 ・ 各教科、領域等と関連付けて、栄養と朝食の重要性に重点を置いた指導の実践 < 体力向上に関する指導部会 > ○ 体力向上年間指導計画(体力向上プラン)の作成 ○ 健康や体力への興味・関心を高める工夫 ・ 保健領域における健康教育の充実 ・ 体力診断コーナーの設置 ・ チャレンジスポーツカードの活用 ○ 体力向上の環境づくりの工夫 ・ 外遊びウィークの設定 ・ 遊びの紹介等の情報提供 ○ 運動習慣形成に向けた工夫 ・ 外遊びと教科、道徳、特別活動等との関連付けの工夫 ・ 外遊び集団の形成 < 家庭・地域連携、環境構成部会 > ○ 家庭・地域との連携強化の工夫 ・ 保護者や地域人材のGTとしての活用 ・ “新”家庭教育宣言事業の実施 ○ 家庭・地域の啓発の工夫 ・ PTA研修会の実施 ・ 保護者参加型の授業の実施 ・ 家庭・地域への情報発信 ○ 掲示の工夫 ・ 食育コーナーの設置 ・ 体力向上コーナーの設置 |
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支援のポイントと その成果 |
< 支援のポイント > 1 食に関する指導部会 (1) 食への意識の継続を図る工夫 ア 給食残量チェック 毎週金曜日に各学級の給食残量・食器の返し方等を給食委員会の児童がチェックし、改善を促すための情報提供を全学級に行う等の活動を行った。 給食委員による給食残量チェック結果の放送や給食感謝集会(3学期)での表彰を楽しみに、各学級が完食することを目指し、全員の協力で食缶を空けて、達成感を味わうことができた。 イ よくかんで歯ッピーになろう 月に一度、学級の食缶に一つだけ型抜きした「歯ッピー食材」を入れ、当たった児童には、30回噛んでもらうようにした。当たった児童を中心に噛むことを意識するようにするとともに、給食委員によるインタビューを行い、写真入りで感想を掲示した。 30回噛んで食べると、「いつもより甘い味がした。」「普段は10回しか噛まないから、疲れた。」など、多くの気づきがあった。「歯ッピーが当たったら校長室で給食が食べられるよ!」という特典も好評だった。 ウ お箸の達人 「正しい箸使いができる児童 80%」を食に関する指導の目標に掲げ、給食委員会で「お箸の達人ノート」を作成、活用していくとともに、七つの課題(「正しく鉛筆持てるかな?」「見極めろ!正しい箸の持ち方!」「正しく持とう!お箸!」「美しいお箸の持ち方は、美しい姿勢から!」「正しくお箸を動かせるかな?」「カラーボールを運べ!」「仙豆(せんずまめ)で元気になろう!」)を順にクリアしていく「お箸の達人」コーナーを設置した。 ゲーム感覚で、楽しみながら正しい箸使いを身に付けていく児童の姿が多く見られた。 エ 給食感謝集会 給食ができるまでの過程を全校放送で伝え、給食について考える時間を設定した。その後、給食調理員への感謝の気持ちを手紙にし、給食感謝集会で手渡した。 給食委員会による「たべものクイズ」では、例えば、国語・総合的な学習の時間で学んだ大豆についてのクイズ(3年)など、各学年用に工夫されたもので、全員が楽しく参加していた。 ◇ 栄養職員を中心とした実践 ア 給食時間における「ひとくちメモ」 食への関心を高め得るように、行事食の時等、月2回程度、給食についての「一口メモ」を各学級に配布し、食に関するエピソードの紹介をしたり、給食委員・放送委員が給食時間に放送したりした。 イ THE とれたて 児童に、少しでも自然に近い形で食べ物に触れさせるために、児童昇降口に季節の食材を紹介する「THE 児童は、興味深そうに食材を見たり、触れたり、嗅いだりしており、食材への興味を高めることができた。 ウ 食育月間 ○ 目標「よくかんで食べよう。」【健】 第1・2週(6月給食月目標) ○ 目標「『いただきます』『ごちそうさま』のあいさつをきちんとしよう。」【感】第3・4週 ○ 目標「お箸の達人になろう。」【社】第5週 (2) 食への興味・関心を高める工夫 児童が食への興味・関心を高め、食とのつながりがより豊かなものとなるよう、栽培活動や実習活動等の体験活動を教科や領域と関連付けながら位置付けた。 活動内容については、「栽培活動実践シート」に記録し、方法ばかりでなく「食育の視点」や取組期間等も明確にした。 (3) 栄養や朝食への理解を深める工夫 1年生では、「きゅうしょくがはじまるよ」(学活)の中で、体に必要な栄養を給食でしっかりととるよう食への意識付けを行った。3年生では、「朝ご飯で元気な一日を始めよう」(学活)の中で、朝食の重要性を明確にして、朝食摂取の習慣化を確実なものにするよう促していった。6年生では、「まかせてね!きょうのごはん」(家庭科)の中で、朝食における自立の足がかりとなるよう、実践力を高める指導を行った。 2 体力向上に関する指導部会 (1) 健康や体力への興味・関心を高める工夫 ア 体力診断コーナーの設置 雨天時には、自己の体力に興味・関心を持つ児童のため、コモンホールに体力診断コーナーを設置し、体育委員会の児童が測定にあたった。 イ チャレンジスポーツカードの活用 「体力アップスポーツカード」を配布し、外遊びへの意欲が高まるようにした。一日のうちでどんな遊びをしたかが分かるように、遊びの種類ごとに七つの色を決めて各教室に掲示し、色分けして記入させる工夫を行った。 ![]() ![]() (2) 体力向上の環境づくりの工夫 ア 外遊びウィークの設定・遊びの紹介等の情報提供 児童が様々な運動・遊びに触れる機会を設け、体力を持続的に向上させていくために「外遊びウィーク」を設定し、中休みに全校で実施した。 「ふくおかけんスポコン広場」の「チャレンジランキングゾーン」「スポーツランキングゾーン」の種目を遊びとして紹介し、自分たちの記録を意識させながら多様な動きが高まるようにするとともに、日常の遊びへとつながるようにした。
イ 環境づくり 「外遊びウィーク」が設定されていない昼休み等に、外遊びの内容が画一化することを防ぐため、運動場に「外遊びエリア」を作り、日ごろからいろいろな遊びができるように工夫した。 また、PTAに協力してもらい、運動場に古タイヤを活用した遊具を設置したり、ソフトバレーボールができる
(3) 運動習慣形成に向けた工夫 ア 教科等との関連付け よりよい運動習慣が形成されるよう、教科等との連携を図り、「外遊びウィーク」で経験したことを活かした授業構成等の工夫を行った。 特に、体育科学習では、児童の多様な動きを高めるために、導入段階に、コーディネーション運動や「多様な動きを高める運動(遊び)」(文部科学省)の内容を取り入れ、児童の運動量を増やしていく等の工夫を行った。 また、コーディネーション運動を職員に毎月紹介したり、DVD「体力アップふくおか運動」を活用して研修を行ったりすることで、各学年の体育科学習に取り入れていくように周知した。 ![]() イ 外遊び集団の形成・外遊び実践シート 体育委員会の提案で「縦割りスポーツ集会」を実施して、異年齢による遊び集団の形成を促進した。誰もが楽しく遊べることを目指し、鬼遊びやドッジボールラリー、大縄跳び等の「外遊びウィーク」で経験した遊びを行った。 また、遊びの活用が多様化するように、活用の足跡を「外遊び実践シート」として記録するようにした。 3 家庭・地域連携、環境構成部会 (1) 家庭・地域との連携強化の工夫 ア 家庭・地域の活用の工夫 子どもたちが、食について正しく学び、望ましい食習慣を身に付けることを、家庭の願い・地域の願いとしてとらえることができるように、保護者や地域人材をゲストティーチャーとして活用した。
イ “新”家庭教育宣言事業の実施 外遊び実践シートの例 「早寝、早起き、朝ごはん、あいさつ、言葉づかい、家庭の約束」の6項目のめあてで、年3回実施した。 PTAの評議委員会で、記録票の集約を行う等、PTAにかかわってもらうことで、家庭への啓発につなぐことができた。 (2) 家庭・地域への啓発の工夫 ア PTA研修会の実施 食の楽しさを味わいながら食への意識を高めてもらうように、地元の食材を使って、親子で楽しく給食メニューを作る「親子クッキング」を実施した。 活動後には、「簡単朝ごはんづくりのヒントをつかむことができた。」という保護者の声が聞かれた。 イ 保護者参加型の授業の実施 外遊び実践シートの例 家庭に本校の取組への理解と授業を通した啓発を図る意味で、学習参観日に保護者参加型の授業を展開した。 平成21年度は、「基本的生活習慣の確立」を全校テーマとして行った。学習後、多くの保護者から「親子で家庭生活を見直す、よい機会になった。」という感想を頂いた。 ウ 家庭・地域への情報発信 学級通信(各担任)、給食だより(栄養職員)、保健だより(養護教諭)、学校通信(学校長)、地域連携部だより(担当)と、それぞれの担当が本校の取組ついて家庭の理解を得るために、各分野からの情報発信を行った。 (3) 掲示の工夫 ア 食育コーナーの設置 各学級に「食育コーナー」を設置し、献立表や給食当番表とあわせて、給食の月目標や一口メモを児童が日常的に目にすることができるようにした。 月目標では、給食指導を通して重点的に指導していく内容、一口メモでは、地元の食材や食に関する行事等を紹介した。 イ 体力向上コーナーの設置 児童が外遊びをする時の拠り所となるように、「体力向上」に関わる掲示板を児童昇降口に設置し、「外遊びウィーク」で行った遊びのやり方や、各学級で行った外遊びの結果等を掲示した。 このことにより、児童の遊びの幅が広がり、外遊びに出る児童数が増加した。 < 成 果 > 「食に関する指導」を充実させたことで、「朝食をいつも食べる・だいたい食べる」児童の割合を、3年間平均98%台に保つことができた。また、「給食をいつも残す」児童の割合も、3年間10%未満を維持することができた。このことは、食の大切さ等の知識だけでなく、望ましい食習慣を身に付け、実践していく力も高めることができたと考えられる。 また、「外遊び支援の工夫」を行い、外遊びをする児童が増えていったことで、午後9時前に就寝する児童の割合が増加してきた。特に、午後10時前に寝る児童の割合が全国平均を上回り50%台となった。このことが、登校に見合った適切な時間に起きる児童を増やす要因となったとみられる。 このように、「望ましい生活習慣を自ら築こうとする子どもの育成」を目指して本事業を実施した平成19年度と比較すると、平成21年度の単日欠席、連日欠席ともに半減した。このことから、「望ましい食習慣」と「体力向上」を両輪として実践を積み重ねたことで、児童一人一人の防衛体力を高めることができたといえる。 特に、本事業実施前(平成18年度)と比較して、不登校や不登校傾向の児童数を大幅に減らすことができたのは大きな成果である。 |
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とれたて」のコーナーを設置し、「葉付き」「根付き」等の採れたての食材を手で触れられるように展示した。


簡単なコートを設けたりするなどして、誰もがいろいろな遊びを体験できるようにした。






