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【種別】
■小学校 □中学校 □高等学校 □特別支援学校 □幼稚園・保育園
□家庭 □地域 □通学合宿 □その他( )
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取組名 |
「西っこ米づくり体験」 |
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実施団体 |
太宰府市立水城西小学校 |
市町村 |
太宰府市 |
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該当する アクション プラン |
提案1 「実体験を重視した教育を推進しよう」 提案2 「学校を支援する体制を整備しよう」 提案6 「地域の教育力を高めよう」 |
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実施期日(期間) |
平成21年度年間を通した活動 |
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対象・参加者数 |
水城西小学校全校児童692名(23クラス) |
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ねらい |
○全校の子どもたちに,「もみ蒔き」から「もちつき」「しめ縄づくり」までの年間を通した一連の活動を体験させることによって,食の大切さ,勤労の尊さ,収穫の喜び等を味わわせる。 ○地域の自然や地域の人々とのふれあいによる活動を通して,心豊かな人間の育成を図る。 |
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学校・家庭・地域の連携における活動の工夫点 |
○米づくりの一連の活動への地域住民(米づくり名人さん)への協力依頼 ○PTA及び「だるま会(父親の会)」への「もちつき集会」等での補助の依頼 ○一連の「米づくり」の活動の本校HPや広報誌での情報発信 |
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指導者等 |
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主な活動内容 |
(事業の概要)「もみ蒔き」「田植え」「稲刈り」「脱穀」「餅つき」「しめ縄作り」といった一連の「米づくり」の活動を年間通して,地域やPTAの協力を得ながら全校児童で行う。※収穫・・・460kg また,本校の「米づくり」は,生活科・総合的な学習の時間の学習として,カリキュラム化された追求活動として展開している。 |
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主な活動内容 |
(具体的な活動内容) ○「もみ蒔き」(平成21年5月13日) 事前に児童「米づくり委員」によって(60℃の湯につけ)殺菌を行う。1・3・6年生のグループと2・4・5年生のグループによる縦割りで,もみ蒔きを行った。以降,職員と児童「米づくり委員」によって水の管理を行う。 ○「田植え」(平成21年6月19日) 地域の方に貸していただいている約2,000平方メートルの水田に学年ごとに田植えを行った。「だるま会」やPTAの方々に協力いただく。 ○「稲刈り」(平成21年10月21日) グループを作り,稲を刈ったり,稲束を麻紐で結んだり,学校まで運んだりする作業を行った。刈った稲は学校を囲むフェンス沿いに干す。 ○「脱穀」(平成21年11月4日) 学校のフェンスに干していた稲を脱穀する。子どもたちは稲を地域の方の脱穀機のある場所まで運ぶ。残った藁で2年生は生活科「藁遊び」の学習を行う。 ○「もちつき集会」(平成21年12月5日) 縦割りグループで順次「もちつき」「もち丸め」を行う。新型インフルエンザの流行により,本年度は残念ながらついた餅は持ち帰って食べる。PTA等の協力者・地域関係者・来賓の総数約200名による地域・保護者一体となった集会になる。 ○「しめ縄作り」(平成21年12月14日) 一連の米づくりを指導してくださる方々によるしめ縄作りの指導により,5年生が自分なりのしめ縄をつくることができた。市のALTも参加。 ※「生き物調査」・・・5年生が田に棲息する生き物について年間2回調べる活動を行った。 |
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支援のポイント |
(1) 縦割りによる異年齢グループ活動 「米作り」は基本的に異学年グループによって行う。その際,高学年(5・6年生)がこれまでの経験をもとに,低・中学年をリードしたり教えたりしながら活動する。そのために,高学年には学校に続く伝統としての「米作り」の意義や意味について感じ取らせる。そのことによって,下学年へ伝統を受け継いでいくという自覚を持って活動することができている。
(2) 職員・児童による「米作り」に関する組織的・計画的取り組み 本校では,校務分掌組織に「生産活動部」を設定し,「米作り」に関する提案・準備を進める担当職員を決めている。また,児童の委員会活動にも「米作り委員会」を設置し,自覚を持ちながら各活動の準備を進めている。このことにより,組織的・計画的な活動として進めることができる。
(3) 地域の支援者による指導・助言 本校の「米作り」は28年の歴史をもつ。その当初から,地域の方々の協力・支援により米づくりが可能となっている。“広い水田を貸してくださり,田おこし,代掻き等をしてくださる方”“水田の水の管理をしてくださる方”“「米づくり」に関しての様々な活動について子どもたちにポイント等を説明し,実際に指導してくださる方”等,地域の方々に支えられ,「米づくり」が行われていることを子どもたちへ十分説明する。そのことにより,子どもたちの「尊敬・感謝」の気持ちを大きく膨らませることができている。感謝の気持ちは,お世話になっている方々への感謝集会やふれあい給食で伝えることができた。
(4) 県の事業「生き物調査」の取り組み 環境稲作研究会の藤瀬新策先生の指導のもと,5年生が田植え後の7月と出穂後の10月に田んぼに入り,自分たちの田にどのような生き物がいるかを調べた。7月には「カブトエビ」「ホウネンエビ」「ゲンゴロウ」など21種類が見られ,10月には「コモリグモ」など29種類の生き物が見られた。また,「益虫」や「害虫」の区別も説明していただいた。自分たちの田にも多くの生き物が棲息しており,安全な環境であることを学ぶことができた。
(5) PTA・だるま会(父親の会)・地域住民による協力 「田植え」「稲刈り」「脱穀」など年間の「米づくり」は,職員の指導だけで子どもたちの活動をサポートすることはなかなかできない。特に,「もちつき」は,「蒸す」「つく」「丸める」等多くの人たちの協力が必要である。そこで,PTAやだるま会(父親の会)・地域の方々に協力いただきながら活動を支援していただいている。このことにより,学校・地域・家庭が一体となって子どもたちに関わることができている。 |
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取組の成果 |
(1)地域・保護者の学校との協働意識の高まりについて 毎年,200名を超える支援者のもとに行われる「米づくり」によって,家庭・地域・職員・保護者に一体感が得られている。そして,それは他の事柄にもよい影響を及ぼしている。例えば,「愛校作業」に参加された保護者は,平成21年で166名だったのに対し,平成22年では251名にも増えていた。また,“野菜づくり”“昔遊び”の協力,年々多くなる地域住民による登下校の見守り等,地域が積極的に子どもへかかわりながら見守ろうとする姿が見られている。 また、本校の第三者評価では、「学校評価委員会・読書読み聞かせ・交通安全指導・クラブ指導者など,学校運営の各種部門に積極的参加があり,地域住民が協力的である。教職員を始め,学校全体が,地域の教育力を受け入れる体制づくりができていて,円滑に活動ができている。」と示されている。今後も「米づくり」を核として,学校・家庭・地域が一体となって子どもの健全育成を図りたい。
(2)児童の「地域に対する意識」「人と関わる力」の向上について 児童の「地域に対する意識」に関して、「今住んでいる地域行事に参加していますか」(H21全国学習状況調査)という設問では、「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」を合わせて約70%を占めている。このことから,児童も地域への愛着が強く,積極的にかかわろうとする意識が高まってきているといえる。こうした地域と児童とのよりよい関係の土台には,これまで長年続けてきた「米づくり」の体験活動があると考えられる。 4年生児童の感想に「6年生や5年生が稲を刈って結んでいるのを見た後にぼくがやってみました。はじめは難しかったけれど,いくつもしているうちに上手にできるようになりました。嬉しいなと思いました。来年は次の4年生に教えてあげようと思います。」というものがあった。この例からも異学年の交流体験により,人との関わりを大切にするという本校の伝統を受け継ごうとする気持ちが高まっていることがわかる。また、「稲作体験を通して地域の方々とふれあいをもつことができ,すばらしいと思います。」(保護者)、「米づくりや縦割りグループによる異学年交流は素晴らしい実践である。」(学校関係者評価委員),「もみ蒔きから収穫・餅つきまでを地域の人材を活用して実施していることは高い評価に値する。」(九州大学学校評価室第三者評価)等,保護者や学校関係者からも本校の人とのつながりを深める「米づくり」体験のよさについての評価をいただいている。 |
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