ワンポイント・リーフレット第12号 異年齢交流活動(縦割り活動・小学校の取組)
学校の休み時間や下校後の子どもたちの遊び集団の構成について目を向けてください。同年齢の子どもたちだけで遊んでいる姿が多くありませんか。以前は異年齢で構成された遊び集団があり、いつも遊んでいる場所に行けば誰かがいて、そこで遊びが始まる、ということが日常の様子でした。その異年齢の集団で遊んだり、体験したりしたことで得られた力は、今では簡単に得られない貴重なものです。
今回は学校や子ども会等で異年齢集団を意図的に作り、交流活動をするために留意するポイントをまとめました。
1 異年齢交流活動の意義
同年齢であれば自分たちの発達段階や体力、興味関心に即した遊びができることや、日常一緒にいることが多く気心が知れていて余計な気を遣わなくても良いということがあるでしょう。また、遊ぶための“約束”をとりつけやすいこともあるでしょう。
しかしながら、異年齢で遊んだり活動したりすることで、同年齢同士の活動よりも次のような効果が得やすくなります。
2 異年齢交流活動を仕組むコツ
チェック1 1回限りの活動ではなく継続してできるようにしましょう
チェック2 楽しむ活動だけでなく、学校や地域に役に立つ活動も取り入れましょう
チェック3 グループの6年生をできるだけ一人にしましょう
チェック4 グループのルールを決めましょう
チェック5 下級生の意見を聞く機会を設定しましょう
活動の計画や実施等においては、上級生が中心になって進めていくことが多くなりますし、それを期待するのも当然です。しかし、必要に応じて上級生が下級生に意見を求めるようアドバイスをしましょう。「○○ちゃん、どうしたいの?」「□□君、どう思う?」「これでいい?」が一例です。
低学年の子どもたちは、最初はよくわからないかもしれませんが、合意形成をしていくことを自然と学べるようになり、上級生を手本として同学年の話し合い活動を上手に進められるようになります。
チェック6 子どもたちの力でチャレンジさせるようにしましょう
活動にあたっては、上級生のリーダーシップを期待し、できるだけ見守り任せましょう。失敗してもそれを責めるのではなく、できなかった理由を考え、試行錯誤しながら次回に生かすよう支援しましょう。特に自分たちで決めた活動は何回もチャレンジさせることが必要です。すんなりとうまくいくよりも何回もチャレンジして達成したときに良い効果が生まれることが多くなるものです。
また、下級生にも役割を持たせたり、4・5年生にリーダーの機会を与えたりして、それを果たす体験をするとグループの力がより向上します。
チェック7 良かったところを認め、特にリーダー(上級生)をほめましょう
活動中はグループの良いところを見つけるよう意識するとともに、活動後は良かったところを具体的にほめましょう。グループみんなはもちろんですが、特にリーダーとして頑張った6年生をほめることが大切です。ほめられた6年生だけでなく、他の子どもたちへの意識付けにもなります。
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