「教育力向上」福岡県民運動ってなに?

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課題は分かるけど、実際にどうすればいいのか、具体的なポイントや取り組み例を紹介していきます。
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「自尊感情」を中心に、具体的なポイントや取組事例を紹介しています。
 取組事例紹介FAQ リンク集

ワンポイント・リーフレット第3号 家庭生活(お手伝い等)

~家庭の取り組み(1)~

平成21年10月

 

子どもの自尊感情とお手伝い(お使い)体験の関係(福岡教育大学児童心理学研究室2002) 家庭で子どもに役割をもたせ、その役割を果たす体験を重ねさせることで、子どもは生きていく上で必要な生活技能を獲得するとともに、家族の一員としての意識や責任感を身につけていきます。また、自尊感情や規範意識を高めることにもなります。

 右の図は、子どもの自尊感情とお手伝い(お使い)体験の関係のグラフです。自尊感情の高い子どもの80.0%がお手伝いを「よくする・時々する」と答えています。

 また、文部省が1998年に小学2,4,6年と中学2年生11,000人を対象に行った調査によると、「食器をそろえたり、片付けたりする」「新聞や郵便をとってくる」「ペットの世話とか植物の水やりをする」といったお手伝いをしている子どもたちとそうでない子どもたちに比べて道徳観、正義感が高い傾向にあることが明らかにされています。

 今回は、家庭での取組として、子どもの家庭での役割、特にお手伝いについてのポイントを紹介します。

家庭でお手伝いをさせよう

ポイント1 お手伝いが必要な環境をつくりましょう

 昔に比べ、現代は、様々な電気製品の普及等で、生活がとても便利になりました。そのため子どもにお手伝いをしてもらう機会が少なくなっています。そこで、どうしてもお手伝いが必要だという状況を意図的に作ってみませんか。

 たとえば冷蔵庫をのぞいて、「あれ、○○がない。△△ちゃん、今、手が離せないんだけど、お使いに行ってくれないかな」などと、声をかけるのもいいですね。手伝いをしなければいけない場づくりを家庭でひと工夫してみませんか。

2.どんなお手伝いをしてもらうか決めよう

ポイント2 自分で決めたという感覚を持たせましょう

 お手伝いは大事なことだからと親が一方的に難しいことをさせても、長くは続きません。「これ○○ちゃんに手伝ってほしいなあ」「これはできるかな」など、子どもの年齢や発達状況、家庭の状況などに合わせて、できそうなお手伝いを提案してみてください。

 お手伝いは子どもが自分から「やりたいな」「やってみよう」という気持ちになることが大切です。

ポイント3 スモールステップで少しずつハードルを上げ、自信をもたせましょう

 子どもたちはやったことがないことはできません。簡単なことからはじめて、実際にできそうかどうか、どれくらいの頻度だったら無理なくできるか少し様子を見てください。そして、自分できちんとできるようになって、次のお手伝いの内容を一緒に考えてみましょう。できることがだんだん増えることで子どもは自信や意欲を高めていきます。

 

親の都合だけでお手伝いを決めることはできるだけ控えましょう

3.お手伝いをしているときは

ポイント4 子どもにまかせ、温かく見守ることにしましょう

 危険がともなうときはもちろん、手助けが必要です。しかし、それ以外は、できるだけ子どもにまかせ、見守るようにしましょう。

 今の子どもは、体験することが少なく、できないことが当たり前です。まずは、失敗することも想定しながらやらせてみましょう。うまくいかなくても時間がかかっても、まずは、自分の力で最後までやってみるという経験がとても大切なのです。

 また、どうしたらいいか尋ねてきたときは、わかりやすくなぜそうするのかなど話しながら一緒にやるといいでしょう。親子のよい関係を築くことにも役立ちます。

4.お手伝いをしてもらったら

ポイント5 結果を認め、感謝の気持ちや役に立っていることを伝えましょう

 子どもがお手伝いをしてくれたら、「ありがとう」「助かったよ」など、親として「うれしい」という気持ちを率直に言葉や態度で表現しましょう。たとえ、少し中途半端だったとしても「まだ、できていないじゃないの!」ではなく「ここまでしてくれたのね。ありがとう。」などやったことを認め、「次もやってくれるとうれしいな。」というように、やる気を持たせることが大切です。

お手伝いや家庭での役割を続けさせるポイント

簡単で、毎日できることからはじめましょう。自然に習慣が身につきます。

はじめは、要領やコツを教えながら親子で一緒に楽しみながらやってみましょう。

うまくいかないときは、どうしたらうまくいくか一緒に考えてみましょう。

多少時間がかかっても、最後まで待ち、達成感を感じさせましょう。

「ありがとう」「助かった」など、感謝の気持ちを伝え、家族の役に立っていることや必要とされていることを感じさせましょう。

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