ワンポイント・リーフレット第9号 遊び体験(地域中心の取組)
最近では、地域で、友達と夢中になって遊んでいる子どもの姿を見かけることが少なくなってきました。しかし、遊びは子どもの育ちにとって、とても大切なものです。楽しいだけでなく、次のような力を育むことができます。
○ 社会性、協調性、思いやり、人間関係能力
○ 自主性、創造性、耐性
○ 生きた知識、生活の知恵
○ 体力、運動能力、器用さ
そして、さらに重要なことは、子どもの遊びの中で様々な課題を解決したり、困難にチャレンジしたり、仲間として受け入れられたりすることで、様々なものに挑戦しようという意欲をもったり、自尊感情を高めたり、規範意識を身につけたりすることこができるようになるということです。
今回は、外で元気に遊ぶ子どもにするための親や地域の大人の関わり方のポイントを紹介します。
チェック1 安全で集いやすい遊び場(居場所)を確保しましょう。
子どもたちが遊びたいなと思っても、遊ぶ場所がなければどうしようもありません。地域の大人の目がよく届く校庭や公園、広場など子どもたちが安心して遊べる場を地域で確保しましょう。まずは、どんな遊び場がほしいか子どもたちの意見を聞いてみるのもいいですね。
チェック2 できるだけ、外に出るように声をかけましょう。
子どもたちが遊ぼうと思っても時間がなく、友達がいなければ遊べません。最近は、放課後やお休みの日も塾や稽古事で時間がとられたり、友達と遊び約束が取れなかったりして、家の中で一人でゲームをして遊ぶ子どもが増えています。せめて小学校3,4年生頃までは、塾やお稽古ごとをできるだけ控えるようにしたいものです。そして、「○○ちゃんをさそってみたら。」「□□ちゃんが公園にいたよ。行ってみたら。」などできるだけ、子どもが外に出るような声をかけましょう。
チェック3 たまには、一緒に遊び、遊び方を教えましょう。
今の子どもたちは、「遊びなさい。」と言っても遊ぶことができません。遊び方を知らないからです。そこで、子どもたちが友達と楽しく遊ぶようにするには、遊びの得意な大人が子どもの中に入り、プレイリーダーとなって、遊び方を教えることも時には必要です。自分たちがした遊びを子どもたちと一緒に楽しんではいかがですか。但し、子どもが自分たちで遊ぶようになったら大人はそっと引きましょう。
チェック4 「ああしなさい。」や「こうしなさい。」は慎みましょう。
子どもたちは、遊びたいから遊びます。大人から見てどんなに些細な遊びでも、その中で子どもたちは想像力を膨らませ楽しんでいます。大人が「ああしなさい。こうしなさい。」と言うと、それは、子どもたちの主体的な遊びではなくなってしまいます。特に危険なことではない限り、子どもたちの自発性や自由さを大切にしながら、「楽しそうね。」「面白そうね。」と声をかけ、見守りましょう。
チェック5 親自身も近所の人と積極的に交流するようにしましょう。
今は、隣近所の人間関係がとても希薄になっています。そんな大人の状態で子どもだけ友達になりなさいと言ってもそれは無理です。特に幼い子では親同士の交流がきっかけとなって、子ども同士のつながりができることが少なくありません。日ごろから隣近所の人間関係を豊かにするようにしましょう。また、地域での行事には、様々な年齢の人が集まります。これらに参加することで、同年代だけでなく小さい子から大人まで、様々な年代の人々と触れ合うことができます。子どもたちにとっては、遊びの仲間が増えたり、遊び方を知ったりすることにつながります。
こんな遊び場があります
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